≪袋井北地区祭典委員会 祭典統一委員長 鈴木 茂≫
祭典統一委員長 挨拶
今年も全国各地から夏祭りの便りが届く頃となりました。
青森ねぶた祭りのような超有名なものから名も無い小さな集落の素朴な祭りまで、日本には地域に根差した多様な祭りがたくさんあるなあと感心します。
袋井北祭りも10月の開催に向けて、地域を大いに盛り上げようと、祭り青年を中心に各町内で準備に余念がありません。
振り返れば、当地で屋台(山車)を曳き廻すようになったのは昭和50年頃からです。
当時の地域のリーダーの方々が、第二次ベビーブームで激増した子どもたちに思い切り屋台を曳き廻して祭りを楽しんでもらおうと考えたようです。
当時から50年が経過し、屋台そのものも二代目三代目と豪華に新調され、笛や太鼓のお囃子を夢中になって習った子どもたちが、今では立派に袋井北祭りをリードする力強い存在になってます。
少子化と高齢化が進んでいく今後にあっても、袋井北祭りは、「地域の絆を強め地域ぐるみで子どもを育てていこう」という50年前と変わらぬ精神を引き継ぎながら、少しずつ進化し次の世代へ新たな歴史を刻んでいきます。
安全で健全、そして特に子供たちにとって、大人になっても楽しい思い出として記憶に残る祭りにしたいと願っています。
結びに、企画準備運営にご支援ご協力をいただいている全ての皆様に感謝を申し上げてご挨拶といたします。
≪袋井北地区祭典委員会 祭典統一副委員長 柴田 治生≫
祭典統一副委員長 挨拶
コロナからの脱却を目指して大きな一歩を踏み出した昨年の袋井北祭りから、今年度はコロナ前と同様の本来の姿である“五穀豊穣”“無病息災”を願う北祭りを盛大に執り行うこととなりました。
今年度の北祭りはJA遠州中央袋井支店の広場に袋井北地区の屋台16車が一堂に揃い、見事な彫を施し漆を塗った遠州の伝統ある二輪の人形屋台の数々を皆様にご高覧いただきたいと思います。
そして、各屋台は北地区の町内をくまなく曳き廻し、屋台運行の特徴である手木を巧みに操りながら笛太鼓の囃子と共に上下左右に練り歩き、夜には提灯で飾られ浮かび上がった屋台同士の手木合わせと勇壮で華麗な曳き廻しをご覧になっていただきたいと思います。
北祭りは男女を問わずにひとつの屋台に心がひとつとなり、子供とこの祭りを支えてきた多くの北地区の若者が笑顔と共に未来に向かって躍動する様を皆様と共に祝い楽しんでいただけたら幸いに思います。